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親の生活習慣は、子どもの食習慣をどれほど左右するのか?― 親の運動習慣と「子どもの食べ方」の意外な関係 ―

親の運動習慣

「子どもにバランスの良い食事をしてほしい」「間食や偏食を減らしたい」

そう考える親は多いですが、実は“親の運動習慣そのもの”が、子どもの食習慣に強く影響していることが、最近の研究によって示されています。


この研究は、親がどんな場面で体を動かしているか、それが子どもの食行動とどう結びついているか

を詳細に分析した点が特徴です。


研究の目的

今回参考にする研究の目的は、

「親の身体活動(運動)の種類や場面によって、子どもの食習慣との関連が異なるのか?」

を明らかにすることでした。

ポイントは、単に「運動しているか・していないか」ではなく、どんな“運動の文脈(ドメイン)”か に注目している点です。


親の身体活動は「3つのドメイン」に分類された

研究では、親の身体活動を以下のように分類しています。

① 余暇の身体活動(レジャー・運動)

  • ジム通い

  • ランニング

  • スポーツ

  • ウォーキング など


② 職業上の身体活動

  • 立ち仕事

  • 肉体労働

  • 移動が多い仕事


③ 家事・移動に関わる身体活動

  • 掃除

  • 洗濯

  • 買い物

  • 徒歩や自転車移動

この分類が、子どもの食習慣との関連を考えるうえで重要になります。


子どもの食習慣として評価された内容

子ども側では、以下のような食行動が評価されました。

  • 野菜・果物の摂取頻度

  • 甘い飲料やスナックの摂取

  • 朝食を食べる習慣

  • 規則的な食事リズム

つまり、「健康的な食習慣を持っているかどうか」が総合的に見られています。


職業上の身体活動との関係


母親の職業上の身体活動との関係


母親の職業上の身体活動が非活発的な場合、子供の揚げ物やお菓子、ファストフードなどの摂取量が多いということが報告されています。


逆に母親の職業上の身体活動が活発な場合、果物や野菜、乳製品などの摂取量が多くなるという開口にあるようです。

揚げ物やジュースなどを飲むにしても、果物や野菜などの微量栄養素を合わせて摂取しているかどうかは、肥満等の観点から非常に重要になります。



父親の職業上の身体活動との関係

父親の職業の身体活動が非活発的な場合、野菜、果物、お菓子、ソフトドリンクの摂取量が多いということが報告されています。


スポーツ上の身体活動との関係


母親のスポーツ上の身体活動との関係

母親のスポーツ上の身体活動が非活発的な場合、果物、野菜、揚げ物の摂取量が増加することが報告されています。


逆にスポーツ上の身体活動が活発的な場合は、野菜、スナック菓子、赤身肉の摂取量が多いということが報告されています。


父親のスポーツ上の身体活動との関係


父親のスポーツでの身体活動が非活発的な場合、果物、ソフトドリンク、赤身肉の摂取量が増加


逆に非活発的な場合は穀物やファストフード、スナック菓子の摂取量が増加するようです。



親の「余暇運動」が最も影響を与えていた


親が“余暇として運動している家庭”ほど、子どもの食習慣が良好である傾向が明確に見られました。

具体的には、

  • 野菜・果物の摂取が多い

  • 甘い飲み物やスナックの摂取が少ない

  • 朝食を食べる習慣が定着しやすい

といった特徴がありました。


なぜ余暇運動が影響するのか?

論文では、以下のような理由が示唆されています。

  • 健康に対する価値観を親が持っている

  • 親自身が「体に良い行動」を意識している

  • 運動と食事をセットで考える傾向がある

つまり、「運動している親=健康意識が高い親」である可能性が高く、それが子どもに自然と伝わっているのです。


親子の「行動の連鎖」が食習慣を作る

この研究が示している本質は、

子どもは「言われたこと」より「親が日常的にやっていること」を真似る

という点です。

  • 親が運動を楽しんでいる

  • 親が食事を大切にしている

  • 親が規則正しい生活をしている

こうした行動の積み重ねが、子どもの食習慣の土台になります。


筋トレ・ダイエットをする親にとっての示唆

この研究結果は、筋トレやダイエットに取り組む親にとって非常に示唆的です。

● 子どもに「健康的に食べなさい」と言う前に

👉 まず自分が運動している姿を見せること

● 食事管理を「制限」ではなく「習慣」として見せる

👉 極端なダイエットより、👉 バランスの良い食事を淡々と続ける姿が重要

● 親の筋トレ・運動は「教育」でもある

👉 自分の体づくりが👉 子どもの将来の健康行動につながる


まとめ

この研究から分かることは、とてもシンプルです。

✔ 親の運動習慣は、子どもの食習慣に影響する

✔ 特に「余暇としての運動」が重要

✔ 仕事や家事で動くだけでは不十分

✔ 子どもは親の“行動”をそのまま学ぶ



参考文献

Ewerton P. Antunes, et al. Parent–Child Associations of Eating Habits According to Domains of, Parental, Physical Activity. E, PI-Family Health Study. Nutrients. 2025 Oct 15



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