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筋力・パワーを最大化する鍵は“栄養の組み合わせ”だった

筋肉

トレーニングの効果を高めるうえで「たんぱく質が重要」という認識は、すでに多くの人に共有されています。しかし近年の研究では、たんぱく質“単独”ではなく、他の栄養素との“組み合わせ”が、筋力・パワー・回復をより大きく左右することが示され始めています。


今回は、

  • 競技サッカー選手

  • 女性フットサル選手

  • 日本人高齢男性

という異なる対象で行われた3本のランダム化試験をもとに、「どの組み合わせが、どのような身体機能に影響したのか」を整理し、実務レベルでの示唆を考えていきます。


① 就寝前カゼイン × プロバイオティクス

― 無酸素パワーと下肢爆発力を最大化 ―

(Reza Sadeghi et al., 2025)

この研究は、就寝前カゼイン(タンパク質)20 gマルチストレイン・プロバイオティクス(複数の菌株)を組み合わせることで、サッカー選手の無酸素パワーと下肢の筋力・パワー持久力が最も大きく向上することを示しました。

重要ポイント

  • プロバイオティクス単独・カゼイン単独でも一定の改善は見られた

  • しかし PRO+CAS併用群がすべての指標で最大の効果量

特に特徴的だったのは、

  • 無酸素テストにおけるピークパワー・平均パワーの増加

  • 疲労指数の低下(疲労耐性の向上)

  • RFD(力発揮の立ち上がり速度)の有意な改善

つまり、👉 「強く」「速く」「疲れにくい」下肢能力が同時に高まったことになります。


著者らの解釈

  • カゼイン:睡眠中の持続的アミノ酸供給

  • プロバイオティクス:腸内環境改善を介した栄養利用効率・炎症制御

  • 両者の併用により、筋タンパク同化と回復の効率が相乗的に高まった可能性


② 運動 × 高たんぱく・ビタミンD強化食

― わずか10日で筋量が変わった高齢男性 ―

(Ge Li et al., 2025)

2つ目の研究は、日本人高齢男性を対象に、「運動に栄養を“足す”だけで、短期間でも筋量が変わるのか?」を検証しています。


結果の核心

  • 運動+高たんぱく・ビタミンD食

    • 骨格筋量:有意に増加

    • 血清25(OH)D₃:有意に上昇

  • 運動のみ

    • 同様の有意な変化は認められず


わずか10日間という非常に短い介入期間にもかかわらず、栄養を組み合わせた群だけが明確な身体組成の変化を示しました。


実務的に重要な点

  • 高齢者では「運動しているのに筋肉が増えない」ケースが多い

  • 本研究は、栄養介入が“トレーニング効果のスイッチ”になる可能性を示唆

フレイル・サルコペニア対策において、運動と栄養を切り離して考えることの限界が、非常に端的に示された研究です。


③ オメガ3 × ホエイプロテイン(単回摂取)

― 女性アスリートの「回復」と「維持」 ―

(Mina Ahmadi et al., 2024)

3つ目は、女性フットサル選手を対象としたランダム化クロスオーバー試験です。特徴的なのは、“単回摂取”で効果を検証している点です。

主な発見

  • 運動2時間のオメガ3(1 g)+ホエイ30 g摂取で

    • 垂直跳び高の維持・向上

    • 等尺性筋力(MVIC)の有意な保持

    • 等速性筋パワー(特に60°/s)の低下抑制

  • プレ・ポストいずれの摂取でもDOMS(筋肉痛)がプラセボより有意に低い

つまりこの研究は、👉 パフォーマンスを高める」というより、“落とさない・回復を早める”戦略としての価値を示しています。


3研究から見えてくる共通メッセージ

3本の研究に共通しているのは、「たんぱく質は“単独”では完成しない」という点です。

対象

組み合わせ

主な効果

若年アスリート

カゼイン × プロバイオティクス

無酸素パワー・爆発力

高齢男性

たんぱく質 × ビタミンD

筋量・筋力

女性アスリート

ホエイ × オメガ3

回復・筋力維持

それぞれ目的は異なりますが、「トレーニング × 適切な栄養設計」があって初めて、身体は最大限に応答することが明確に示されています。

実務への落とし込み(論文ベース)

  • 競技者

    • トレーニング日の就寝前:→ カゼイン20 g+プロバイオティクス

  • 高齢者・フレイル予防

    • 運動プログラムと同時に:→ 高たんぱく・ビタミンDを意識した食事設計

  • 女性アスリート・連戦期

    • 高強度運動の前後:→ オメガ3+ホエイの戦略的単回摂取


おわりに

これらの研究は、「何をどれだけ摂るか」ではなく、「いつ・何と組み合わせるか」が、筋力・パワー・回復を左右する時代に入ったことを示しています。

トレーニングの質を本気で高めたいなら、栄養は“補助”ではなく“戦略”として設計する――その重要性を、三つの研究ははっきりと教えてくれています。


引用文献

  1. Sadeghi R, et al.Pre-sleep casein ingestion with probiotic strains improves anaerobic power and lower-body-specific strength and power performance in soccer players.Journal:(掲載誌名), 2025.


  2. Li G, et al.A combined health promotion program of exercise with protein and vitamin D-enriched menu enhances skeletal muscle mass and strength in Japanese elderly men.Journal:, 2025.


  3. Ahmadi M, et al.Boosting Recovery: Omega-3 and Whey Protein Enhance Strength and Ease Muscle Soreness in Female Futsal Players.


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