top of page

「高タンパク食は腎臓に悪い」は本当なのか?最新MRI研究が示した“本当の原因”とは



「ボディビルダーは内臓が大きくなる」

「高タンパク食は腎臓や肝臓に負担をかける」

筋トレをしている人なら、一度は聞いたことがある話ではないでしょうか?


特にSNSでは、「プロテインを飲みすぎると内臓が肥大する」といった情報も多く、不安に感じる人も少なくありません。


そこで今回は、2026年に発表された非常に興味深い研究を解説します。


この研究では、MRI(磁気共鳴画像)を使って、

・ナチュラルボディビルダー

・APED使用ボディビルダー(ステロイドや成長ホルモンなど使用)

・一般人

この3群の内臓サイズを直接比較しています。

そして結論はかなり明確でした。

「高タンパク食そのものでは、内臓肥大は起こっていなかった」のです。


そもそも“内臓肥大”とは?

内臓肥大とは、

・肝臓・心臓・腎臓・脾臓

などの内臓が異常に大きくなる状態を指します。


ボディビル界では昔から、

「腹が前にせり出している選手」

「腹筋は割れているのにお腹が膨らんでいる」

という現象が知られていました。


これは俗に“GH gut(グロースホルモン腹)”とも呼ばれることがあります。

では本当に、

・大量のタンパク質

・大量の食事

・筋肉量増加

が原因なのでしょうか?

今回の研究はそこをMRIで直接検証しました。


対象者は以下の3グループです。

・自然派ボディビルダー(BB-NAT):20名

・APED使用ボディビルダー(BB-USE):19名

・一般対照群(CON):20名


APEDとは、

Appearance- and Performance-Enhancing Drugs

つまり、

・アナボリックステロイド

・成長ホルモン(GH)

・インスリンなどの外見

・パフォーマンス向上薬のことです。


研究ではMRIを用いて、

・心臓・肝臓・腎臓・脾臓

の容積を測定しました。


さらに、

・食事内容

・タンパク質摂取量

・トレーニング歴

も評価しています。


結果1:ナチュラルボディビルダーは“内臓肥大していなかった”

まず最も重要なポイントです。

自然派ボディビルダーは、

・高筋肉量

・高タンパク摂取(約2.5g/kg/日)

にもかかわらず、

一般人と比較して内臓サイズに有意差はありませんでした。

つまり、「高タンパク食=内臓肥大」という仮説は支持されなかったのです。


これは非常に重要です。

なぜなら、多くの人が、

「プロテイン飲みすぎると腎臓壊れる」

「筋トレすると内臓肥大する」

と誤解しているからです。


少なくとも今回の研究では、

“ナチュラルで筋トレしている限り、内臓肥大は確認されなかった”

という結果でした。


結果2:APED使用群では内臓が大幅に肥大

一方で、APED使用群では明確な違いが出ました。

特に増加していたのは、

・心臓:約44%増大

・肝臓:約43%増大

・腎臓:有意増加

・脾臓:有意増加

でした。


さらに、全内臓容積も有意に大きくなっていました。

つまり研究者は、

「内臓肥大の主因は高タンパク食ではなく、APED使用の可能性が高い」

と結論づけています。


なぜAPEDで内臓が肥大するのか?

特に影響が大きいと考えられているのが、

・成長ホルモン(GH)

・インスリン

・アナボリックステロイド

です。


成長ホルモン(GH)

GHは筋肉だけでなく、

・肝臓・腸管・心臓

など様々な組織の成長を促進します。

つまり「全身を大きくするホルモン」です。

そのため長期大量使用では、

・内臓肥大

・腹部膨隆

・心肥大

が起こる可能性があります。


インスリン

インスリンも非常に強力な成長シグナルです。

筋肉への栄養取り込みを高めますが、同時に臓器成長も促進する可能性があります。


アナボリックステロイド

長期使用では、

・心血管リスク

・肝障害

・脂質異常

などが以前から問題視されています。

今回の研究は、それらが“臓器サイズ”にも影響している可能性を示しました。


高タンパク食は本当に危険なのか?

ここは冷静に整理する必要があります。

健康な人においては、

2.0〜2.5g/kg程度の高タンパク摂取で腎機能障害を示した強いエビデンスは現時点で限定的です。


実際、今回の自然派ボディビルダーも、

・高タンパク摂取

・高筋肉量

にもかかわらず、内臓肥大は認められませんでした。


もちろん、

・既存の腎疾患

・重度高血圧

・糖尿病性腎症

などがある場合は別です。

しかし健康成人で筋トレをしている人に対して、

「プロテイン=危険」

と単純化するのは科学的ではありません。


一般の筋トレをする人たちが学ぶべきこと

この研究から重要なのは、

「自然な範囲の筋トレと栄養では、内臓肥大は起こりにくい」

ということです。

むしろ問題なのは、

・極端な薬物使用

・短期間で異常な身体を目指す文化

・SNS上の非現実的身体像

です。


近年はSNSの影響で、

「普通ではない身体」が基準化されやすくなっています。

しかし、その裏に薬物が関与しているケースは少なくありません。

だからこそ、

・長期的健康

・血液検査

・睡眠

・自然な筋発達

を重視することが重要です。


実践的ポイント

筋トレをしている一般の人なら、

・タンパク質:1.6〜2.2g/kg/日

・十分な睡眠

・漸進的オーバーロード

・定期的な健康診断

これで十分です。


特に、

・AST/ALT

・γ-GTP

・クレアチニン

・血圧


などは定期的に確認すると安心です。

「健康を削ってまで筋肉を作る」のではなく、「健康だからこそ長く鍛えられる」

この視点が非常に重要です。


まとめ

今回の研究では、

・高タンパク食単独では内臓肥大は確認されなかった

・自然派ボディビルダーの内臓サイズは一般人と同等

・APED使用群では心臓・肝臓・腎臓などが有意に肥大

という結果でした。


つまり、

「ボディビルダーの内臓肥大=高タンパク食」

ではなく、

「APED使用の影響が大きい可能性」

が示されたのです。


SNSには極端な情報も多いですが、重要なのは“何が本当の原因なのか”を科学的に見ることです。

筋トレと高タンパク食を必要以上に恐れるのではなく、正しい知識で健康的に継続していくことが大切でしょう。


【引用文献】

Fuchs CJ, et al. When Size Goes Inside: Visceromegaly in Bodybuilders Is Not Attributed to High Protein Intake but More Likely Associated with the Use of Appearance- and Performance-Enhancing Drugs. Med Sci Sports Exerc. 2026 Apr 27


札幌市豊平区パーソナルジムなら「R.Physio lab」へ!

札幌市豊平区パーソナルジム R.Physio lab

地下鉄中の島駅から徒歩3分の好立地で運営しております!!

医療系国家資格保有のトレーナーがマンツーマンで皆様のダイエットをサポートしていきます!!


・ダイエットが上手くいかない

・ダイエットの方法が分からない

・ダイエットが続かない

・トレーニングで身体を痛めた

・トレーニングは一人では頑張れない


という理由で痩せることを諦めないでください!

当店に来て正しく健康になるダイエットを始めましょう!!


👉 中の島パーソナルジム[R. Physio lab]公式サイト


コメント


パーソナルジム中の島.png

〒062-0921

北海道札幌市豊平区中の島1条3丁目2−15 1F

10時から20時最終受付

(日曜、祝日不定休)

無料駐車場 2台

セールスや勧誘のお電話お断り

駐車場.png

Rフィジオ

​厚別本店はこちら

厚別パーソナルジムLOGO2.png

Copyright©R Physio lab. All Rights Reserved.

bottom of page