年齢と筋肉、骨、体脂肪の変化はどう関係しているの?〜20歳から93歳までの「リアルな体組成の変化」〜
- 髙橋 大翔
- 7月22日
- 読了時間: 4分
更新日:7月24日

皆さんこんにちは!
札幌市豊平区パーソナルジムR. Physio labです!
当店は豊平区中の島にあるダイエット特化型パーソナルジムです!
今回は対組成に関しての解説になります。
今、ボディメイクやダイエットを頑張っていると思いますが、そこには「筋肉量」というものがつきものになります。
私たちの体は年齢とともに変化していきます。若い頃と同じ体重なのに「なんだか体のラインが違う」「筋力が落ちた気がする」…そんな経験、ありませんか?
今回は、最新論文をもとに、「体組成(筋肉や脂肪などの割合)」が20歳から93歳までの人たちでどう変化していくのかを、わかりやすく解説します。
そもそも「体組成」とは
体組成とは、体重の中身がどんな構成になっているかを表すものです。大きく以下の要素で構成されます。
脂肪量(Fat Mass):体脂肪の重さ
除脂肪量(Lean Mass):筋肉や骨、内臓など脂肪以外の部分
筋肉量(Skeletal Muscle Mass):特に骨格筋の量(動かす筋肉)
年齢による変化は、この「除脂肪量」や「筋肉量」に特に表れます。
研究内容
この研究では、20歳から93歳までの915人を対象に、体組成データを正確に測定して分析。
性別・年齢ごとの体組成の変化を明らかにしました。
主な研究結果
①筋肉量
男性は55歳まで安定→0.16 kg/年で減少していく
女性は31歳まで安定→ 女性で0.03 kg/年で減少していく
ということが報告されています。
要するにこの年齢がポイントになり、その後減少傾向になるということです。
そしてASMMI(四肢骨格筋量指数)については、男性では56歳まで減少傾向が見られましたが、女性では31歳まで安定し、その後両者とも有意な減少に転じました。
LMI(除脂肪量指数)については、男性では67歳まで比較的安定していましたが、その後0.06 kg/年の有意な減少が見られました。一方、女性では、34歳まで安定した状態が続き、その後0.02kg/年の減少期を経て
これは「女性の方が筋肉が減り始めるのが早いですよ。」ということを示唆しています。
②脂肪量
・男性では加齢とともに最初は急激に増加し、32歳以降は緩やかになりました。
・女性では、加齢とともに0.07kg/年で漸進的に増加し、その後75歳で減少傾向に転じました
FMI(脂肪量指数、身長も加味した計算) に関しては、男性では加齢とともに増加する傾向が見られましたが、女性では脂肪量と同じく75歳以降に減少傾向になることが示されています。
これは、「女性は75歳まで脂肪量が増え続けやすい性別ですよ」ということが報告されているという意味で捉えることができるので、気をつける必要がありますね。
③骨量
・男性では59歳まで横ばい状態が続き、その後骨密度が0.01 kg/年の有意な減少を示しました
・女性では、47歳までの最初の安定期の後、62歳まで0.03 kg/年の急激な減少が見られました。62歳から82歳まではは安定し、82歳以降は減少傾向に転じました。
これは「女性は比較的早い段階から骨密度管理が必要」ということを示唆しています。
また、82歳以降から再び気をつける必要があるため、早めに骨に対しての対策は打つ必要があると思います。
まとめると
・女性は基本的に、筋肉量や骨量の減少、脂肪の蓄積は早い
・男性も50歳代からは急激に身体に変化が現れる
ということになります。
早い段階から筋トレを習慣づけておく、骨量のためにミネラル摂取、日光にあたってビタミンDの生成ということは意識した方が良いでしょう・
参考文献
Briand M, et al. Body composition and aging: cross-sectional results from the INSPIRE study in people 20 to 93 years old. Geroscience. 2025 Feb
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