牛乳は脂肪の量で健康への影響が変わるのか
- 髙橋 大翔
- 2 日前
- 読了時間: 3分

皆さんこんにちは!
札幌市豊平区パーソナルジムR. Physio labです!
当店は豊平区中の島にあるダイエットを中心としたパーソナルジムです!
今回は「牛乳」に関してです。
朝食やプロテインに牛乳を選ぶとき、「低脂肪がいいのかな?」と迷うことはありませんか?
最新の研究で牛乳の脂肪分の違いが健康に与える影響についてわかってきました。
牛乳を日頃から摂取している人には面白い内容になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!!
牛乳の脂肪量は重要なのか?
今回引用する研究は、1974~1988年に健康調査を受けた成人約74,000名を対象に、33年間追跡をしたという大規模な研究です。
牛乳の摂取量や種類(全脂肪牛乳 vs. 低脂肪牛乳)が、心血管病およびすべての死因による死亡リスクとどう関係するかを調査したという内容です。
調査方法としては、複数回の食事アンケートから牛乳の推定摂取量を蓄積平均として比較するというものです。
主な結果
1. 全体的な牛乳摂取と死亡リスク
牛乳を最も多く飲む人(上位20%)は、最も少ない人に比べて、
心血管疾患での死亡リスクが12%増加
全死亡リスクが22%増加という結果でした。
牛乳を沢山飲む=とにかく健康になれる!というわけではないということがこの結果から分かると思います。
2. 全脂肪牛乳と死亡リスク
全脂肪牛乳を多く飲む人は、次のリスクが高まる傾向
心血管疾患死亡:やや上昇(HR =1.07)
虚血性心疾患(IHD):HR=1.13
全死亡:HR=1.15
HR(ハザード比)は1で両グループ間で差がないということを意味します。
1を超えているものはリスクが高まるという表現になります。
心血管疾患死亡のリスクに関しては、「リスクは高まる傾向にあるけど、明確ではない」という程度のものになりますので覚えておきましょう。
虚血性心疾患や全死亡はリスクが上がる可能性が高いというものになるので、牛乳のがぶ飲みは気をつける必要があると思います。
3. 低脂肪牛乳はリスクが低い?
低脂肪牛乳を飲む人は、全脂肪牛乳を飲む人と比べて死亡リスクが低い
全死亡:11%低い(HR=0.89)
心血管疾患死亡:7%低い(HR=0.93)
虚血性心疾患死亡:約8%低い(HR =0.92)
心筋梗塞死亡:約10%低い (HR = 0.90)
さらに性別や体格で影響が異なることも報告されています。
女性では、全脂肪牛乳と死亡リスクの関連がより強かった
BMI25未満の人では、全脂肪牛乳によるリスク上昇が顕著だった
低脂肪牛乳は女性や痩せ型の人で特に保護効果があった
トレーニングをしている皆さんは低脂肪牛乳の摂取を推奨します。
今日から改善しましょう!!
引用文献
Arnesen EK, et al .Low-fat and whole milk consumption in relation to cardiovascular disease-related and all-cause mortality: a prospective cohort study in 3 Norwegian counties.Am J Clin Nutr. 2025 Aug 7
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