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空腹のメカニズム:私たちはなぜお腹がすくのか?

更新日:5月14日



皆さんこんにちは!

今回は「空腹」に関しての解説をしようと思います!!


私たちは日常生活の中で、「お腹がすいた」と感じることがあります。この空腹感は、単なる胃の空き具合だけでなく、脳やホルモン、腸内環境など、さまざまな要因が関与しています。​2025年に発表された論文では、空腹の生理学的なメカニズムについて詳しく解説されています。


この記事を読んで食欲をコントロールできるようにしましょう!!


空腹とは何か?

空腹は、体がエネルギーを必要としているサインです。​しかし、空腹感には大きく分けて以下の3つの要素が関与しています。​


1. 恒常性空腹(ホメオスタシス型)

これは、体内のエネルギーが不足したときに感じる空腹感です。​人間が最も普通に現れる空腹反応かと思います。


血糖値の低下や胃の収縮などが引き金となり、脳の視床下部が食欲を促進します。​


2. 快楽的空腹(ヘドニック型)

美味しそうな食べ物の匂いや見た目、過去の経験などによって引き起こされる空腹感です。​

美味しそうなものを見たり匂いを嗅いだりしたときに出現する食欲ですね。


実際にはエネルギーが足りていても、食べたいという欲求が生まれます。​


3. 腸内環境による空腹(マイクロバイオータ型)

腸内細菌が産生する物質が、脳に影響を与えて空腹感を引き起こすことがあります。​腸と脳は密接に連携しており、腸内環境の変化が食欲に影響を及ぼすことが知られています。​


空腹に関与するホルモン

空腹感の調節には、以下のようなホルモンが重要な役割を果たしています。​

  • グレリン:​胃から分泌されるホルモンで、食欲を刺激します。

  • レプチン:​脂肪細胞から分泌され、満腹感を伝えるホルモンです。

  • インスリン:​血糖値を下げるホルモンで、食後に分泌されます。​

これらのホルモンは、脳の視床下部に作用して食欲を調節します。​


空腹感と現代の健康問題

現代社会では、食べ物が豊富にある一方で、肥満や摂食障害などの問題が増加しています。​

これは、快楽的空腹や腸内環境の変化など、複雑な要因が関与していると考えられます。​


例えば、ストレスや睡眠不足はグレリンの分泌を増加させ、食欲を高めることが知られています。また、腸内細菌のバランスが崩れると、食欲のコントロールが難しくなることもあります。​


空腹感との上手な付き合い方

空腹感を適切にコントロールするためには、以下のような工夫が有効です。

・規則正しい食生活:​決まった時間に食事を摂ることで、ホルモンのリズムが整います。

・バランスの良い食事:​たんぱく質や食物繊維を含む食事は、満腹感を持続させます。

・十分な睡眠:​睡眠不足は食欲を増加させるホルモンの分泌を促します。

・ストレスの管理:​リラクゼーションや運動などでストレスを軽減しましょう。​


基本的な考え方として


☑️ホメオスタシス型

→単純に栄養不足。高タンパク質や炭水化物を正しい量摂取する


☑️ヘドニック型

→空腹時間を伸ばさない。家に余計な食べ物を置かない。日常のストレス軽減


☑️マイクロバイオータ型

→発酵食品や食物繊維などを適量摂取していく


ことが重要です!!

是非参考にしてください!!




【参考文献】

Fasano A, et al. The Physiology of Hunger. N Engl J Med. 2025 Jan 23



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