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亜鉛は“摂れば摂るほど良い”は間違い?亜鉛の本当の役割とは







「亜鉛は筋トレに良い」

「免疫力を高める」

「男性機能に重要」


最近はこんなイメージから、

亜鉛サプリを飲んでいる人もかなり増えています。


実際、亜鉛は身体にとって非常に重要なミネラルです。


しかし一方で、


“不足しても問題”

“摂りすぎても問題”


という少し難しい栄養素でもあります。


今回は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の

「Zinc: Fact Sheet for Health Professionals」

をもとに、


・亜鉛の役割

・不足症状

・必要量

・摂りすぎのリスク

・食事とサプリの考え方


を、一般の人にも分かりやすく解説していきます。



■ そもそも亜鉛って何をしているの?


亜鉛は、

身体の中でかなり多くの働きをしています。


特に重要なのが、


・免疫機能

・DNA合成

・タンパク質合成

・細胞分裂

・創傷治癒(傷の回復)


です。


つまり、


“身体を修復し、維持し、守る”


ために必要なミネラルなんです。



■ 筋トレ勢に亜鉛が注目される理由


筋トレやスポーツ界隈で亜鉛が人気なのは、


・タンパク質合成

・回復

・免疫維持


に関わるからです。


ハードにトレーニングしている人ほど、


・汗によるミネラル損失

・偏った食事

・エネルギー不足


が起こりやすいため、

不足リスクが上がることがあります。



■ 亜鉛が不足するとどうなる?


亜鉛不足では、


・食欲低下

・味覚障害

・免疫低下

・傷が治りにくい

・皮膚トラブル

・成長障害


などが起こることがあります。


特に有名なのが、


「味が分かりにくくなる」


という症状です。


これは亜鉛が、

味覚細胞の維持に関わっているためです。



■ 現代人は亜鉛不足なの?


重度の欠乏は少ないとされています。


ただし、


・偏食

・ダイエット

・胃腸疾患

・吸収障害

・高齢化


などでは不足が起こる可能性があります。


特に、


“加工食品中心”

“タンパク質不足”


の人は注意が必要です。



■ 亜鉛はどれくらい必要?


NIHでは、

成人の推奨量を以下のように示しています。


【男性】

11mg/日


【女性】

8mg/日


です。


一方で、

耐容上限量(安全上限)は、


40mg/日


とされています。


つまり、


“たくさん摂れば良い”


わけではありません。



■ 亜鉛の摂りすぎは危険?


ここがかなり重要です。


亜鉛は不足ばかり注目されますが、


“過剰摂取”


でも問題が起こります。


特に長期間の高用量摂取では、


・銅欠乏

・吐き気

・胃腸障害

・免疫機能異常


などが起こることがあります。


なぜ銅不足が起こるの?


と思う人もいると思いますが、


亜鉛を摂りすぎると、

銅の吸収が邪魔されるからです。


つまり、


“亜鉛を増やしすぎると、別の栄養不足を作る”


可能性があるんです。



■ どんな食品に多い?


亜鉛は、


・赤身肉

・牡蠣

・魚介類

・乳製品

・豆類

・ナッツ

・全粒穀物


などに含まれています。


特に牡蠣はかなり多いことで有名です。



■ 動物性の方が吸収されやすい


ここも重要なポイントです。


亜鉛は、

動物性食品の方が吸収されやすいとされています。


逆に、


豆類

全粒穀物


などに多い


「フィチン酸」


は、亜鉛吸収を少し邪魔します。


そのため、

植物性中心の人は、

少し不足しやすい可能性があります。



■ サプリメントは必要?


基本的には、


“まず食事から”


が推奨されています。


サプリが役立つ可能性があるのは、


・不足が疑われる

・食事制限が強い

・胃腸吸収に問題がある

・医療者から指示がある


などのケースです。


逆に、


「なんとなく大量に飲む」


のは推奨されません。



■ 風邪に効くって本当?


亜鉛は、

風邪との関連でも有名です。


一部研究では、


“症状初期”


に使用すると、

風邪期間短縮の可能性が示されています。


ただし、


・用量

・タイミング

・剤型


で結果がかなり違います。


万能薬のように考えるのは危険です。





■ まとめ


亜鉛は、


・免疫

・回復

・細胞修復

・タンパク質合成


に関わる重要なミネラルです。


しかし、


“不足してもダメ”

“摂りすぎてもダメ”


という特徴があります。


特にサプリでは、


「多ければ多いほど良い」


という考え方は危険です。


まずは、


・肉

・魚介

・乳製品

・豆類

・ナッツ


などから、

日常的にバランスよく摂ることが基本になります。


サプリは、

必要性がある場合に適切量を使うのが大切です。



引用文献

National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Zinc: Fact Sheet for Health Professionals. 2026.


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