
皆さんこんにちは! 今回は水分摂取の重要性について解説しようと思います!
皆さんは水分摂取を意識できていますか?
北海道は寒いですので、1日の生活や運動中の水分摂取も低下している季節かと思います。
しかし、その考えは勿体無いのです。
水分の摂取量を増やしていくだけで「脂肪の蓄積」を抑えることが出来る可能性があるからです。
今回は科学的に水分摂取の重要性を解説していきますので、ダイエッターや除脂肪を意識しているアスリートの方は是非最後まで読んでみてください!!
水を飲むことで脂肪蓄積を予防するメカニズムとは
皆さんは「ナトリウム利尿ペプチド(NP)」というものをご存知でしょうか?
これは心臓の一部で合成や貯蔵され、血液に分泌されるホルモンになります。
水やナトリウムを体外に排出したり血管の拡張や血圧調整にも関与するホルモンなのですが、このホルモンの分泌が重要なのです。
水を飲むと、体内の液体の量が増加するのはなんとなく分かるかと思います。
水分量が少ないのも多いのも良くないので、水分量が増加するとNPの分泌量が増加し利尿作用が働きます。
そしてもう一つ、私たちの体内には大きく分けて2種類の脂肪細胞があるのはご存知でしょうか?
「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」になります。
白色脂肪細胞は皮下や内臓の周りに存在し、体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積します。
食べ過ぎによる肥満というのは白色脂肪細胞が働いて脂肪を溜め込んでいるのです。
一方、褐色脂肪細胞は主に鎖骨や胸周りに存在し、脂肪を燃焼し熱を産生するという働きを担っています。
このNPと脂肪細胞に関係があるようなのです。
2012年の研究でNPと褐色脂肪細胞の関連性についての調査が行われておりまして、結果としては
NPの増加が白色脂肪細胞の「褐色化」を促進させることが報告されています。
白色脂肪細胞が褐色化することで脂肪を使用した熱酸性が増加するので脂肪燃焼・脂肪蓄積の予防が行えるということになります。
そして、NPを増加させるためにヒトが行えることとして1番生活の中にある行動が「水分摂取」なのです。
水を飲む→NPが体内で増加→NPが白色脂肪細胞を褐色化→脂肪燃焼・脂肪蓄積予防
という流れになりますね!!
水を飲むことで少しでも理想の体型に近づけるのであれば、面倒臭がらずに水を飲む価値がありますね!!
具体的な水分摂取量の目安については以前投稿した記事で詳しく解説していますのでそちらを参考にしてください!!
是非参考にして脂肪の溜まらない身体作りをしましょう!!
【参考文献】
Marica Bordicchia,et al. Cardiac natriuretic peptides act via p38 MAPK to induce the brown fat thermogenic program in mouse and human adipocytes. J Clin Invest. 2012 Mar
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