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【女性と筋トレ】筋トレの歴史と健康・パフォーマンスを高める科学的メカニズム〜女性が筋トレで「美しく強く」なる理由〜

筋トレ後のプロテイン



目次

  1. はじめに:女性と筋トレの関係はどう変わってきた?

  2. 研究の概要:どんな内容の論文?

  3. 女性が筋トレを避けてきた背景

  4. 筋トレによる女性の体の変化 — 科学的なメカニズム

  5. 筋トレの健康効果:見た目だけじゃない!

  6. ホルモンと筋肉の関係 — 男性との違いは?

  7. 現代女性のための筋トレ戦略

  8. まとめ:筋トレは「健康美」の最短ルート


1. はじめに:女性と筋トレの関係はどう変わってきた?

かつて「筋トレは男性のもの」「女性が筋トレするとムキムキになる」といった誤解が多く存在しました。


しかし、2025年現在、筋トレ(レジスタンストレーニング)は女性の健康・美容・パフォーマンスに欠かせない習慣として世界中で注目されています。


今回紹介する研究は、女性と筋トレの関係を「歴史」と「科学的メカニズム」から整理した、最新レビューです。


2. 研究の概要

この研究は、過去約100年以上にわたる「女性と筋トレ」の変遷をまとめ、さらに筋トレがもたらす健康・パフォーマンス効果の生理学的根拠を詳細に分析したレビューです。

テーマは大きく分けて以下の3つです


  1. 女性が筋トレに取り組むまでの歴史的背景

  2. 筋トレによって起こる生理的・代謝的な変化

  3. 女性の健康・競技パフォーマンスへの影響


3. 女性が筋トレを避けてきた背景

女性が筋トレを避けていたのは、単なる「見た目のイメージ」だけではありません。論文では以下のような社会的・文化的要因が挙げられています。

  • 20世紀前半は「女性らしさ=華奢であること」とされていた。

  • 医学的にも「筋肉をつけると女性ホルモンのバランスが崩れる」という誤解が存在。

  • スポーツの場でも女性の競技参加が制限されていた時代が長かった。

  • 筋トレというのは男性が行うものというイメージが強かった


ということが背景にあるようです。


1950~60年代は女性のトレーニングへのイメージが変わってきたようですが、有酸素運動やゴムバンドを使用した軽めの筋トレ、ヨガなどが中心で、まだまだ「筋トレ」とは程遠い感じだったようです。


しかし1970年代以降、フィットネス文化の拡大女性アスリートの登場によって価値観が変化。「筋トレ=健康的な美しさを作るもの」という意識が定着していきました。


そして1980年代以降は女性が筋トレをするということに社会の理解が深まり、ただスリムなだけでなく、しっかりと筋肉質な身体が受け入れられるようになっていきました。


4. 筋トレによる女性の体の変化 — 科学的なメカニズム


論文では、筋トレによって起こる女性の生理的変化を以下のように説明しています。

✅ 筋肉の成長(筋肥大)

  • 女性も男性と同様に筋繊維(特にタイプII線維)が肥大する。

  • ただし、テストステロンが少ないため男性より成長幅は小さい

  • それでも筋力向上率はほぼ男女差がないことが確認されています。

✅ 基礎代謝の向上

  • 筋肉量が増えることで安静時代謝が上がり、太りにくい体質に

  • 体脂肪率の減少、特に内臓脂肪の減少が顕著に報告されています。

✅ 骨密度の向上

  • 筋肉にかかる力が骨を刺激し、骨粗鬆症予防につながる。

  • 閉経後の女性にとって筋トレは非常に重要な予防策です。


5. 筋トレの健康効果:見た目だけじゃない!


筋トレは「見た目のボディメイク」だけでなく、女性特有の健康リスクを下げる効果も報告されています。

  • 糖尿病・高血圧・脂質異常症の改善

  • 睡眠の質の向上

  • ストレスホルモン(コルチゾール)の低下

  • 月経不順やPMSの軽減

特に中高年女性において、筋トレはサルコペニア(加齢性筋肉減少)やフレイルの予防にも有効とされています。


6. ホルモンと筋肉の関係 — 男性との違いは?

多くの人が誤解しているのが「女性はホルモン的に筋肉がつきにくい」という点です。論文では次のように整理されています。

  • 確かにテストステロン量は男性の約10分の1程度。

  • しかし、エストロゲン(女性ホルモン)も筋肉修復を助ける作用を持つ。

  • 結果として、筋肉の質(筋密度)や筋力増加率には大きな性差がないことが分かっています。

つまり、女性も筋トレをすればしっかりと「強く・引き締まった体」になれるということです。


7.現代女性のための筋トレ戦略

現代女性におすすめのトレーニング指針を紹介します!


💡 基本方針

  • 週2〜3回の全身トレーニングが最も効率的。

  • ウェイトトレーニング(中〜高強度)を中心に、有酸素運動を組み合わせる。

  • タンパク質摂取(体重1kgあたり1.6〜2.0g/日)で効果が最大化。

💡 特に重視すべきポイント

  • スクワット・デッドリフト・ベンチプレスなどの複合種目を中心に。

  • トレーニング周期(生理周期)を考慮して、無理のない強度設定を。

  • 「美ボディ」よりも「健康美」「動ける体」を目標に。


8. まとめ:筋トレは「健康美」の最短ルート

女性の筋トレは今や「ボディメイク」だけでなく、健康・メンタル・パフォーマンスすべてを底上げするライフスタイルになっています。


「筋トレは女性らしさを壊すものではなく、むしろ“自分らしさ”を取り戻すもの」

筋肉は、健康と自信の象徴です。ダイエット目的でも、まず「筋肉を守る・増やす」ことが、美しく長く生きるための第一歩になります。


引用文献

Hawkins, K., et al. (2025). Evolution of resistance training in women: History and mechanisms for health and performance. Sports Medicine and Health Science, 7(5):351–365.



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