【筋トレの効果は“セット数の変化”で変わる?】12週間で実感できるトレーニング戦略とは
- 髙橋 大翔
- 7月19日
- 読了時間: 4分
更新日:7月22日

皆さんこんにちは!
札幌市豊平区パーソナルジムR. Physio labです! 当店は豊平区中の島にあるダイエット特化型パーソナルジムです!
今回は筋成長に関してです。
筋肥大のために重要なことはこれまでいくつも解説しました。
その中でも今回はセット数に関してです。
セット数の変化によって筋肉はどう変化するのか?という内容です。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください!!
セット数を変えたらどれだけ筋成長するのか
今回は下半身(スクワット中心)のトレーニングにおいて、週ごとのセット数を2週ごとに増やす方法(プロッグレッシブ)が、筋力や筋肥大にどの程度の影響を与えるか調べた実験です。
実験の概要
参加者:筋トレ歴5年程度の経験ある男性31人(平均年齢24歳前後)
グループ分け:
CG(一定セット):最初から最後まで常に同じセット数
4SG(4セットずつ増やす):2週間ごとに週4セットづつ増やす
6SG(6セットずつ増やす):2週間ごとに週6セットづつ増やす
期間:12週間、週2回のトレーニング
評価項目:
バーベルバックスクワットの1RM(最大挙上重量)
大腿筋の断面積や筋厚(超音波測定)
結果:セット数を増やすほど“強くなる”傾向あり!
最大筋力(1RM)は…
6SG(6セット増コース)が最も伸び:4SGよりも強く、CGよりさらに大きな伸び
4SGもCGより筋力アップ:有意差あり
筋肉の太さ(筋厚・断面積)は…
グループ間で明確な差は認められなかった→ ただし、ある程度の量増加で成長が頭打ちになる可能性
なぜセット数を増やすと効果が出るのか?
セット数を増やすことで、「筋肉に与える合計刺激量(トレーニング量)」が増える
強度を維持しながら段階的にボリュームを増やすことで、筋肉や神経系に適度な“刺激の慣れ”を避けられる
特に筋力面(1RM)は、ある程度の“トレーニング量の増加”が成果につながりやすいという傾向が見えました
こんな人におすすめ!
・すでに週2~3回の筋トレをしている人
・さらに筋力(特にスクワットなどの下半身)を伸ばしたい人
・徐々にトレーニング量を増やしながら、安全に強くなりたい人
実践のヒント:セット数を段階的に変えて試してみよう
例えば下記のような“段階的上げ方”がおすすめです:
週 | 週あたりのセット数(片脚または脚部種目) |
1–2週目 | 8セット(1回×4セット×2日) |
3–4週目 | 12セット |
5–6週目 | 16セット |
… | 徐々に16→18→20セットへ…… |
※負荷とレップは一定に保つことがポイントです。
注意点とまとめ
筋力はしっかり伸びたけれど、筋肥大(筋肉の太さ)の明確な差はなかった点にご注意を。
量を増やすほど体への負担も増えるため、過度にならない範囲で「+4〜6セット/2週ごと」が現実的。
安全第一で、疲労の管理とフォームの維持を意識しましょう。
最後に
この研究からわかることは、週ごとのトレーニングセット数を段階的に増やすことで、筋力アップに効果があるという実証的な知見です。
ただし、筋肉の太さ(筋肥大)に関しては効果の差が見えにくく、どこかで“頭打ち”になる可能性もあるため、自分の身体と相談しながら取り入れるのがおすすめです。
まずは、今の週セット数から「2週間ごとに4セット〜6セット増やしてみる」ことからスタートしてみてはいかがでしょうか?
引用文献
Alysson Enes, et al. Effects of Different Weekly Set Progressions on Muscular Adaptations in Trained Males: Is There a Dose–Response Effect?Med Sci Sports Exerc. 2024
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