アスリートはビタミンサプリメントを飲むべき?「効く場合」と「やりすぎ」の境界線
- 髙橋 大翔
- 4 時間前
- 読了時間: 4分

「運動しているなら、ビタミンサプリは必須?」そんな疑問に答えるレビュー論文が、2026年に発表されました。
掲載誌は栄養学分野の国際ジャーナルNutrients。
この論文は、過去約10年間の研究を整理し、
ビタミン補給はどこまで有効か?どこからが“やりすぎ”なのか?
を総括しています。
結論を一言でいうと、
「不足があるなら有効。でも、足りている人に“上乗せ効果”はほぼない」
というものです。
まず大前提:ビタミンは超重要
ビタミンは、
エネルギー代謝
赤血球の生成
免疫機能
骨や筋肉の働き
などに不可欠な“補助因子”です。
不足すれば当然、パフォーマンスは落ちます。
問題は、
「足りている人が、さらに摂ったらどうなるか?」
という点です。
ビタミンC・E(抗酸化ビタミン)
良い点
運動による酸化ストレスを軽減
筋肉痛やダメージを和らげる可能性
回復促進
注意点
高用量を長期間摂ると、
ミトコンドリアの増加
トレーニング適応(筋肥大など)
を鈍らせる可能性があると報告されています。
→「回復を助けるが、適応を邪魔する可能性もある」
大量摂取は慎重に、という立場です。
※ビタミンCは一日200~500mgが推奨。ビタミンEは1日400~800IUで良い効果が期待できる。
ビタミンD
最も重要視されているビタミンの一つ。
実際、アスリートの40〜70%が欠乏域という報告もあります。
不足している場合
骨密度改善
筋機能向上
傷害リスク低下
が期待され、補給は強く推奨。
すでに十分な場合
パフォーマンス向上効果は限定的。
つまり、
「足りていない人には効く。足りている人にはほぼ効かない」
という典型的な“効果修飾型”栄養素です。
ビタミンB群(B1・B2・B6・B12・葉酸など)
エネルギー代謝
赤血球合成
神経機能
に必須。
トレーニング量が多いほど需要は増えます。
欠乏がある場合
疲労軽減
持久力改善
体組成改善(脂肪減少+筋量増加)
の報告あり。
充足している場合
一貫した“上乗せ効果”は確認されていません。
ビタミンA
免疫
酸化ストレス防御
ミトコンドリア機能
に関与。
ただし、
欠乏も過剰も問題
脂溶性ビタミンのため、摂りすぎはリスクがあります。
基本は食事から。
ビタミンK
骨代謝
筋機能
ビタミンDとの相互作用
が注目されています。
ただし、直接的な競技パフォーマンス向上エビデンスはまだ限定的です。
このレビューの一番大事なメッセージ
第一選択は「食事の最適化」。
サプリメントは:
✔ 欠乏が確認された場合
✔ 食事で十分に満たしにくい状況(例:屋内競技のビタミンD)
に限り、個別化して使うべきとしています。
一般の人への示唆
これはアスリートだけの話ではありません。
私たちにも当てはまる原則です。
✔ バランスの良い食事が基本
✔ サプリは“保険”であって“ブースター”ではない
✔ 検査で不足が確認されたら戦略的に補う
「多く飲めば強くなる」という単純な話ではないのです。
まとめ
ビタミンはパフォーマンスに不可欠
しかし“十分な人への上乗せ効果”は限定的
高用量は逆効果になる可能性も
個別評価が重要
ビタミン補給は魔法ではありません。必要な人に、必要な量を、必要な期間だけ。
それがエビデンスに基づく結論です。
■ 引用文献
Magdalena Wiacek, et al. Vitamin Supplementation in Sports: A Decade of Evidence-Based Insights. Nutrients. 2026 Jan 9;18(2):213.
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