ダイエットが続かないのは意志が弱いから?最新研究が示した「運動を続ける人」の共通点を札幌パーソナルトレーナーが解説
- 髙橋 大翔
- 2 時間前
- 読了時間: 4分

札幌市豊平区中の島にあるパーソナルジムR. Physio lab中の島店スタッフの高橋です!
今回は、ダイエットが続かない人の原因と言うところを、科学的に解説していきます!
「運動を始めても、なかなか続かない…」
ダイエットを経験したことがある人なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
実は、運動を継続できるかどうかは、本人の「やる気」だけでは決まりません。
近年の研究では、「続けやすい環境づくり」が運動習慣を身につけるうえで重要だと考えられています。
今回はある研究の内容をもとに、過体重・肥満の方が運動を継続するために効果的だった方法をご紹介します。
運動を続ける人の共通点とは
この研究は、過体重・肥満の人を対象に、運動を続けやすくするための介入方法をまとめた系統的レビューです。
複数の研究を分析し、
・どのような運動プログラムが継続しやすいのか
・どのようなサポートが運動習慣につながるのか
を評価しました。
研究結果① 監督付きの運動は続けやすい
最も一貫していた結果の一つが、専門家による監督付きの運動プログラムは継続率が高いということでした。
トレーナーや医療スタッフなどが定期的にサポートすることで、運動を途中でやめる人が少なくなる傾向がみられました。
一方で、自分だけで行うプログラムは継続率が低くなる傾向がありました。
研究結果② 社会的なサポートも重要
家族や友人、一緒に運動する仲間などの社会的支援がある人は、運動を続けやすいことも示されました。
誰かと一緒に取り組む環境や、励ましを受けられる環境は、継続を後押しする可能性があります。
研究結果③ 行動変容テクニックが効果的
運動を継続しやすかったプログラムには、次のような行動変容テクニックが取り入れられていました。
・目標を設定する
・運動内容を記録する
・定期的にフィードバックを受ける
・少しずつ運動量を増やしていく
これらを組み合わせることで、運動を習慣化しやすくなることが示されました。
研究結果④ 複合的な運動プログラムも有効
運動内容では、
・有酸素運動
・レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)
を組み合わせたプログラムや、中〜高強度の運動、インターバル要素を取り入れたプログラムで、良好な継続率が報告されました。
続きにくかったプログラムとは?
一方で、
・運動方法だけを説明して実際のサポートがないもの
・運動内容や負荷をすべて本人に任せるもの
では、継続率が低い傾向がありました。
「何をすればいいかわからない」「続けられているか不安」という状況は、運動をやめる原因になりやすいのかもしれません。
この研究からわかること
このレビューが伝えているのは、
「運動を続けられるかどうかは、本人の意志だけではなく、続けやすい環境を作れるかどうかが重要である」
ということです。
適切なサポートや目標設定、進捗の確認などを組み合わせることで、運動習慣は身につけやすくなる可能性があります。
まとめ
今回の系統的レビューでは、過体重・肥満の方が運動を継続するためには、
・専門家による監督
・家族や仲間などの社会的支援
・目標設定や自己記録などの行動変容テクニック
を組み合わせたプログラムが効果的であることが示されました。
「運動が続かないのは意志が弱いから」と考えるのではなく、「続けられる仕組みを作ること」が、長期的な健康づくりへの第一歩になるのかもしれません。
引用文献
Matheus de Sena Anchieta Rodrigues, et al. Efficacy of Interventions to Promote Exercise Adherence in People With Overweight or Obesity: A Systematic Review. J Obes. 2026 Jan 9
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