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COLUMN
パーソナルジムコラム


食事で腸内環境は本当に変わる?最新レビューで分かった「腸に良い食事・悪い食事」
「腸活をすると健康に良い」 最近かなりよく聞くようになりましたよね。 では実際に、 “どんな食事が腸内細菌に良い影響を与えるのか?” ここを大規模にまとめた最新レビューが2026年に発表されました。 今回は、 「食事介入と腸内細菌の関係」を80件の臨床試験から分析した研究を、一般の方にも分かりやすく解説していきます。 ─────────────────── ■ そもそも腸内細菌って何? 腸の中には数十兆個もの細菌が存在しています。 この細菌たちは、 ・食べ物の消化 ・ビタミン産生 ・免疫調整 ・炎症コントロール ・メンタルへの影響 などに深く関わっています。 最近では「第二の脳」と呼ばれるほど重要視されています。 ─────────────────── ■ 今回の研究内容は「食事内容と腸内環境」 今回の研究は、 80件の臨床試験をまとめた系統的レビューです。 つまり、 「どの食事が腸内細菌にどう影響したか」 を大量の研究から総合的に分析しています。 対象になった食事パターンはかなり幅広く、 ・地中海食 ・日本食 ・韓国食 ・西洋食 ・ケトジェニッ
5月11日


「高タンパク食は腎臓に悪い」は本当なのか?最新MRI研究が示した“本当の原因”とは
「ボディビルダーは内臓が大きくなる」 「高タンパク食は腎臓や肝臓に負担をかける」 筋トレをしている人なら、一度は聞いたことがある話ではないでしょうか? 特にSNSでは、「プロテインを飲みすぎると内臓が肥大する」といった情報も多く、不安に感じる人も少なくありません。 そこで今回は、2026年に発表された非常に興味深い研究を解説します。 この研究では、MRI(磁気共鳴画像)を使って、 ・ナチュラルボディビルダー ・APED使用ボディビルダー(ステロイドや成長ホルモンなど使用) ・一般人 この3群の内臓サイズを直接比較しています。 そして結論はかなり明確でした。 「高タンパク食そのものでは、内臓肥大は起こっていなかった」のです。 そもそも“内臓肥大”とは? 内臓肥大とは、 ・肝臓・心臓・腎臓・脾臓 などの内臓が異常に大きくなる状態を指します。 ボディビル界では昔から、 「腹が前にせり出している選手」 「腹筋は割れているのにお腹が膨らんでいる」 という現象が知られていました。 これは俗に“GH gut(グロースホルモン腹)”とも呼ばれることがあります。
5月9日


【最新研究】「朝をしっかり食べる」は本当に痩せる? “高タンパク朝食”と“高繊維朝食”を比較した答えとは
「朝食を抜くと太りやすい」 「朝はタンパク質を摂れ」 「腸活には食物繊維が大事」 こうした話はよく聞くが、実際に“どんな朝食”が減量や腸内環境に有利なのか? というのが今回の記事の内容になります。 朝食は最も皆さんが適当になりがちな食事タイミングですが、とにかく重要だと感じています。 ぜひこの記事をしっかり読んで生活のプラスにしてください!! ■ 高タンパク朝食vs高繊維朝食 この研究の対象は、過体重・肥満の成人19名(BMI 27〜42 kg/m²/18〜75歳)です 28日間の減量食を2パターン実施するという内容で、同じ人が両方の食事を体験しています。 比較した食事は 高繊維ビッグブレックファスト(HFWL) 高タンパクビッグブレックファスト(HPWL) どちらも特徴は共通して ・朝食:1日の45% ・昼:35% ・夕食:20% つまり「朝を大きく、夜を軽くする」設計になっています。 ■ 結果① 高繊維朝食の方が体重減少は大きかった 体重変化としては 高繊維朝食−4.87kg 高タンパク朝食−3.87kg でした。 つまり、高繊維の方が約1k
5月8日


【最新研究】クレアチン+βアラニンは本当に最強?併用サプリの効果を科学的に解説
皆さんこんにちは。今回はクレアチンとβアラニンに関しての内容です。 「クレアチンは筋力アップに良い」 「βアラニンは持久力に効く」 ということは一般的に知られているものになります。 では、この2つを一緒に摂るとどうなるのか? 今回の系統的レビューでは、その“相乗効果”が検証されている。 ■ クレアチンとβアラニンの併用効果は ・対象:成人(初心者〜トレーニング経験者) ・研究数:RCT 7件(合計263名) ・期間:4週間以上 ・比較: クレアチン+βアラニン クレアチン単独 or βアラニン単独 or プラセボ ■ 結論:アスリートは必要かも? ・「瞬発力を何度も出す能力」は向上する ・最大筋力(1RM)はクレアチン単独と同じ ・体脂肪・筋肉量は結果バラバラ ・有酸素能力は変わらない つまり 「短時間・高強度を繰り返す競技には有効」 「筋肥大目的なら必須ではない」 ということが分かりました。 ■ なぜ併用で効果が出るのか 役割が完全に違うから クレアチン→ ATP再合成(瞬発力の燃料) βアラニン→ カルノシン増加(酸性化を抑える→抗酸化作用)
4月24日


【最新研究】「同じカロリーでも太る人・太らない人」の正体がついに明らかに
皆さんこんにちは。今回は摂取カロリーに関しての解説です。 ダイエット現場でよくある疑問に 「同じ2000kcalなのに太る人と痩せる人がいる」 「ナッツは高カロリーなのに痩せるって本当?」 ということがあります。 確かに同じカロリーを摂取していても痩せる人と痩せない人はいます。 人には基礎代謝というものがあります。黙っていても1日に消費されるカロリーのことです。 身体のサイズや内臓機能によって差は出てきます。 さらに基礎代謝の活動量を掛け合わせることでTDEE(活動代謝)を算出することも大切です。 このようにカロリーを管理していくことでダイエットや除脂肪を加速させていくのです。 今回お伝えしたいのはそこから更に深ぼった話です。 食事には単純に開催されているカロリー以外にも考えたほうがよいことがあるのです。 摂取カロリーが全てではない “摂取カロリー=体に吸収されるカロリーではない” 今回の研究はここを検証しています。 カロリーの3段階とは? ① 摂取カロリー(表示) 食品ラベルに書いてあるやつ ② 消化可能エネルギー(DEI) 食べた − うんち
4月20日


【最新研究】プロバイオティクスで運動能力は上がる?腸内環境とパフォーマンスの関係
皆さんこんにちは。今回は腸内環境に関してです。 まず初めに、プロバイオティクスというのは腸内細菌のことを指すので覚えておきましょう。 「腸内環境がいいとパフォーマンスも上がる」 聞いたことありますか? 言葉だけ聞くとなんだか怪しいですが、実際どうなのか? 今回はある研究の結果をもとに、実際の関連性、生活への落とし込み方などを解説していこうと思います!! プロバイオティクスが運動能力を上げるのか? 対象:健常成人(アスリート含む) 研究数:21件のRCT 人数:685名 比較:プロバイオティクス vs プラセボ 結果①:全体としてパフォーマンスは向上 効果量:μSMD 0.38(小〜中程度) 信頼区間:0.17〜0.60 解釈「やや効く」レベル(サプリとしては十分意味ある) 結果②:持久力は明確に伸びる ここが一番重要 有酸素持久力:μSMD 0.74(中〜大) VO₂max:μSMD 2.21(かなり大) つまり「スタミナ系にはしっかり効く」 結果③:筋力・瞬発系はほぼ変わらない 1RM(筋力)→ 有意差なし スプリント → 変化なし アジリティ
4月15日


【最新研究】夕食と睡眠は“相互作用”する|そして朝食も変える
皆さんこんにちは。今回は食事と睡眠の関連について解説します。 「夜に何を食べるか」と「睡眠の質」は別物だと思っていませんか? 実は最新研究では、この2つは双方向に影響し合う“ループ構造”であることが示されています。 今回は最新研究の内容を、実際に使えるレベルまで落とし込みます。 ぜひ最後まで読んでみてください! 食事と睡眠の関係性とは 対象:肥満成人146名(BMI30〜40) 年齢:25〜65歳 期間:14日間(自由生活下) 測定: 睡眠 → 加速度計(かなり信頼性高い) 食事 → 24時間リコール ポイント:実験室ではなく“リアル生活”でのデータ→ 実務への再現性が高い 結論①:夕食 → 睡眠に影響する 睡眠が良くなる夕食 炭水化物 青魚 オリーブオイル 食物繊維 ○具体的な変化 睡眠時間 ↑ 睡眠効率 ↑ 睡眠が悪くなる夕食 高脂肪 高タンパク(※過剰) アルコール 赤肉 フライドポテト ○具体的な変化 寝つき悪化 中途覚醒 ↑ 睡眠効率 ↓ なぜ夕食の内容で睡眠が変わるのか ① 炭水化物 → セロトニン → メラトニン...
4月13日


アーモンドを食べるだけで炎症が下がる?最新研究でわかった“体の内側の変化”
皆さんこんにちは。今回はアーモンドに関しての内容です。 「ナッツはカロリー高いから太る」 そう思って避けている人、多いと思います。 確かに、何を食べるのにも「自分の目的に適した量」というのは意識しないとダメかと思います。 でも今回の研究は、その常識をかなり崩してきます。 アーモンドは炎症を変える 2026年に発表されたランダム化比較試験(RCT) 対象 30〜45歳 BMI 30〜45(肥満) 69名 グループ アーモンド群:57g/日(約320kcal) クッキー群:66g/日(同カロリー) → カロリーは同じ状態で比較したのがポイントです アーモンド摂取で炎症がどうなったか 炎症マーカーの変化 指標 アーモンド クッキー IL-6 ↓ ↑ TNF-α ↓ ↑ IFN-γ ↓ ↑ IL-10(抗炎症) ↑ ↓ → すべて有意差あり 何が起きている? 簡単に言うと、アーモンドを摂取することで 炎症を起こす物質 ↓ 炎症を抑える物質 ↑ 体の中が“炎症しにくい状態”に変化 重要ポイント①:体重は変わってない ここがかなり重要です。 体重 → 変化な
4月9日


【最新研究】初心者はプロテインでどれだけ変わる?8週間RCTで分かった“リアルな効果”
皆さんこんにちは。今回は栄養に関しての記事です。 この春からダイエット、トレーニングを始める人、またはそのような人が周りにいる人はいないでしょうか? 筋トレ初心者がよく疑問に思うのが、「プロテインって本当に必要なのか?」という点です。 今回紹介するのは、2026年に発表された 「8週間のレジスタンストレーニングにプロテインを追加するとどうなるか?」 を検証した研究です。 ■ 筋トレ初心者のプロテインの重要性とは 対象は 筋トレ未経験の男性大学生30名 。 2グループに分けて比較しています。 トレーニング+プロテイン群 トレーニングのみ(水)群 トレーニング内容 週3回 8週間 8〜12回 × 4セット 漸進的負荷(いわゆる王道プログラム) つまり、 →「ちゃんとした筋トレやった上で、プロテインの差を見る」設計 ■ 結果①:筋力は“明確に差が出た” ベンチプレス プロテインあり:+16.0kg なし:+8.93kg →約 1.8倍の伸び スクワット プロテインあり:+42.3kg なし:+27.3kg → 約 1.5倍の伸び ✔ 解釈(ここ重要)
4月8日


エナジードリンクが「睡眠」と「食生活」を壊す?最新研究で見えたリアル
皆さんこんにちは。今回はエナジードリンクに関してです。 「眠いからエナジードリンク」「勉強や仕事の集中力を上げたい」 こういった理由でエナジードリンクを飲む人は多いですが、実はその習慣が 逆にパフォーマンスを下げている可能性 があります。 今回は研究をもとに、 エナジードリンクと睡眠の関係 食生活への影響 実務的にどう対処すべきか を、科学的に解説します。 この研究はどんな内容? 対象は 17〜18歳の青少年171名 。 調べたのは主に3つです。 エナジードリンクの摂取頻度とタイミング 睡眠時間(平日・週末) 食習慣(過去3ヶ月) いわゆる「生活習慣の全体像」を見ています。 結論①:半数以上が常用している まず衝撃的なのがこれです。 57%がエナジードリンクを習慣的に摂取 女性の方が有意に多い(63% vs 男性48%) さらに問題なのが、 →15時以降に飲む人が多い 女性45% 男性25% 結論②:睡眠時間が明確に削られる 平均睡眠時間は → 6.5時間 いつも推奨している睡眠時間(7~8時間)に対して明らかに不足しています。 さらに重要なのが
4月5日


筋トレで腸内環境は変わる?最新研究が示す“意外な事実”
皆さんこんにちは。今回は腸内環境に関しての解説になります。 腸内環境の調子はいかがでしょう? 腸内環境は身体の調子を決めると言っても過言ではありません。 ダイエットも筋トレも効果を出すためには栄養が密接に関わりますが、その栄養の吸収にも腸内環境が正常かどうかは重要です。 最近、「腸内環境」と「筋トレ」の関係が注目されています。 腸内細菌が健康や肥満に関係する 筋トレは代謝を改善する この2つが組み合わさることで、 「筋トレすれば腸内環境も良くなるのでは?」 という疑問が出てきます。 今回は、 筋トレと腸内環境 の関係を解説します。 筋トレは腸内環境に影響する? 対象は 24〜61歳の男女 約150名 普段あまり運動していない人 この人たちに 8週間の筋トレ(週2〜3回) を実施させて、 腸内細菌の状態 筋力の伸び を同時に調べました。 結論①:筋トレする人全ての腸内環境が良くなるわけではない まず大前提として重要なのがここです。 ●腸内細菌の変化(全体平均) 多様性 → 変化なし 菌の構成 → 大きな変化なし 短鎖脂肪酸(健康に良い代謝物) →
3月26日


運動中にお腹が痛くなる原因はこれFODMAPがパフォーマンスを落とす?最新レビューで分かった対策
皆さんこんにちは。今回は少しマニアックな内容になります。 皆さんはスポーツや筋トレ中に ・お腹がゴロゴロする ・急にトイレに行きたくなる ・腹痛や張りが出る こういった経験はありませんか? 皆さん一度はあるかと思います。 実はこれ、 食べているものが原因 の可能性があります。 今回は最新レビュー「The Role of FODMAPs in Sports Nutrition」をもとに、運動中の胃腸トラブルの原因と対策を解説します。 そもそもFODMAPとは? FODMAPとは、 腸で吸収されにくく、発酵しやすい糖質の総称 です。 具体的には ・フルクトース(果糖) ・乳糖・オリゴ糖(玉ねぎ・小麦など) ・ポリオール(人工甘味料など) これらは腸内で ①水分を引き込む(下痢の原因) ②ガスを発生させる(膨満感・痛み) という特徴があります。 実はアスリートの40〜70%がFODMAPに悩んでいる 研究では、 持久系アスリートの40〜70%が運動中の胃腸症状を経験 していると報告されています。 なぜ運動中に悪化するのか? 理由は主に3つです。 ①腸へ
3月24日


オリーブオイルで筋肉は増える?
皆さんこんにちは! 今回はオリーブオイルの化学です。 年齢を重ねると「筋肉量が減る」「体力が落ちる」といった変化は多くの人に起こります。 この状態は サルコペニア と呼ばれ、転倒や生活機能低下の大きな原因になります。 社会全体としては高齢化が進み、老老介護なんて言葉もあります。 健康寿命も伸びているからこと、更に自立した生活が可能な期間を伸ばしていきたいところですね。 近年、運動だけでなく 食事による筋肉維持戦略 にも注目が集まっています。 今回はポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイル(EVOO)が筋肉量に与える影響を調べた最新のランダム化比較試験を解説します! オリーブオイルが筋肉を変える? この研究では60〜80歳の在宅高齢者(平均約70歳)を対象に、12週間の食事介入が行われました。 参加者は握力低下や歩行速度低下など サルコペニアの初期兆候がある人 です。 3つのグループに分けて比較しました。 精製オリーブオイル群(ポリフェノールが少ない) ポリフェノール豊富なエクストラバージンオリーブオイル群 エクストラバージンオリーブ
3月17日


【札幌のパーソナルトレーナーが解説】青バナナはダイエットに効果がある?
皆さん青バナナはご存知でしょうか。 未熟なバナナのことです。たまにスーパーなどで販売されていますよね。 あまり買うことはないと思います。決して甘そうではなく黄色いバナナを選ぶと思います。 しかし、近年、ダイエットや健康分野で注目されている食材の一つが「青バナナ(未熟バナナ)」です。 一般的に私たちが食べている黄色い完熟バナナとは違い、青バナナは栄養構成や体への作用が大きく異なります。 今回は最新の研究をもとに、青バナナが肥満管理にどのように役立つ可能性があるのかを、分かりやすく解説します。 青バナナがダイエットに注目される理由 青バナナの最大の特徴は「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」と食物繊維が非常に多いという点です。 これにより体内では次のような作用が期待されています。 血糖値の上昇を抑える レジスタントスターチは消化吸収がゆっくり進むため、食後の血糖値の急上昇を抑える働きがあります。 血糖値が急激に上がりにくいということは・脂肪の蓄積を抑える・空腹感を感じにくくなるというダイエット上のメリットにつながります。 満腹感が長く続く...
3月16日


筋トレ中に一番効果的なプロテインはどれ?メタ解析で比較された最新研究
筋トレをしている人の多くが一度は気になったことがあるのは「どのプロテインが一番効果的なのか?」という問題です。 プロテインは ホエイ カゼイン ソイ ミルクプロテイン コラーゲン エンドウなど植物性プロテイン など、様々なサプリメントがあります。 ホエイは吸収が速い、カゼインはゆっくり、ソイはゆっくり且つ腸内環境を良くする、などそれぞれ良さがあります。 では、筋肉量(除脂肪量)や筋力の向上に最も効果的なのはどれなのでしょうか? 今回は、複数のランダム化比較試験をまとめて分析したメタ解析研究をもとに解説します。 どのプロテインが良いのか? この研究では レジスタンストレーニング(筋トレ)を行う健康な成人を対象とした研究を収集し、どのタンパク質サプリが筋肉や筋力の向上に最も効果的かを比較しました。 特徴は「ネットワークメタ解析」という方法です。 通常のメタ解析はA vs B の比較ですが、 ネットワークメタ解析では ホエイ カゼイン コラーゲン 植物性プロテイン など複数のサプリを同時に比較することができます。 つまり サプリメント同士の相対的な強さ
3月11日


【札幌パーソナルジムが解説】ハチミツはトレーニング後の回復を助ける?最新研究から分かってきた「筋肉とハチミツ」の意外な関係
トレーニングをしている人の中には、「ハチミツは体に良い」「運動前に良い糖質」などと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 実際、ハチミツは昔からエネルギー補給食として利用されてきましたが、最近の研究ではそれだけでなく、 筋肉の炎症 筋肉痛 トレーニング後の回復 にも関係している可能性が示されています。 今回は、2つの研究をもとに、「ハチミツと筋肉の関係」を分かりやすく解説します。 ① 過酷なトレーニングによる筋肉の炎症をハチミツが抑える可能性 まず紹介するのは、軍事訓練を受ける若い男性を対象にした研究です。 この研究では、過酷なトレーニング(オーバートレーニング状態)にある軍卒業生に対して、ハチミツを6週間摂取させた場合の変化を調べました。 研究の概要 対象 約20歳の男性軍卒業生 合計42人 グループ ハチミツ群:21人 プラセボ群:21人 摂取内容 ハチミツ群 ハチミツ12%溶液 5 mLを1日2回 プラセボ群 人工甘味料溶液 期間6週間 評価したもの筋肉の炎症や損傷を示す血液マーカー CRP(炎症マーカー) TNF-α(炎症性サイト
3月6日


アスリートはビタミンサプリメントを飲むべき?「効く場合」と「やりすぎ」の境界線
「運動しているなら、ビタミンサプリは必須?」そんな疑問に答えるレビュー論文が、2026年に発表されました。 掲載誌は栄養学分野の国際ジャーナル Nutrients 。 この論文は、過去約10年間の研究を整理し、 ビタミン補給はどこまで有効か?どこからが“やりすぎ”なのか? を総括しています。 結論を一言でいうと、 「不足があるなら有効。でも、足りている人に“上乗せ効果”はほぼない」 というものです。 まず大前提:ビタミンは超重要 ビタミンは、 エネルギー代謝 赤血球の生成 免疫機能 骨や筋肉の働き などに不可欠な“補助因子”です。 不足すれば当然、パフォーマンスは落ちます。 問題は、 「足りている人が、さらに摂ったらどうなるか?」 という点です。 ビタミンC・E(抗酸化ビタミン) 良い点 運動による酸化ストレスを軽減 筋肉痛やダメージを和らげる可能性 回復促進 注意点 高用量を長期間摂ると、 ミトコンドリアの増加 トレーニング適応(筋肥大など) を鈍らせる可能性があると報告されています。 →「回復を助けるが、適応を邪魔する可能性もある」 大量摂取
3月3日


運動後は「プロテイン」じゃないとダメ?最新研究が示す筋肉の成長へのタンパク質戦略とは
筋トレ後はプロテインを飲むべき――。そう考えている人は多いかもしれません。 しかし、最新研究では「ホールフード(未加工食品のこと)」でも十分に筋肉の合成は高まる可能性が示されました。 今回は、2026年に発表された研究をもとにわかりやすく解説します!! ■ どんな研究? 研究のテーマは 「筋トレ後に食べるタンパク源として、卵白のような“単離されたタンパク質”と、動物性・植物性を組み合わせた“高タンパクの普通の食事”では、筋肉の合成に違いはあるのか?」 というもの。 ■ 研究の内容 対象:筋トレ習慣のある若い男女 方法: 下半身の筋トレ(レッグ系)を実施 その後、ランダムに2グループへ分ける ① ホールフード群 肉・卵・植物性食品などを組み合わせた「高タンパクの食事」 ② 卵白群 より単離度の高い「卵白タンパク質」 その後、安定同位体トレーサーという高度な手法を使い、 全身のタンパク質合成・分解 筋肉のミオフィブリルタンパク合成(MyoPS) を数時間かけて測定しました。 ■ 結果はどうだった? ① 筋肉そのものの合成(MyoPS)...
2月21日


発酵食品は本当に体にいい?― ペプチド・骨・腸と免疫から見た最新研究まとめ ―
筋肉を増やしたい、ダイエットを成功させたいという人はこのブログ閲覧者の中に非常に多いはずです。 「発酵食品は体にいい」とよく聞きますが、実際にはどのように、どれくらい良いのでしょうか? お腹に良い、腸に良いとは聞いたことある人もいると思いますが、もう少し踏み込んで学んでみるのも面白いかと思います。 今回は最新研究から、 発酵植物性食品に含まれる“機能性ペプチド” 納豆と骨の健康(ビタミンK2) 発酵食品と腸・免疫の関係 この3つをわかりやすく整理します。 ① 発酵植物性食品は“機能性ペプチドの宝庫” 近年注目されているのが、発酵プラントベース食品(豆・穀類・野菜など)由来のバイオアクティブペプチド(BAPs)です。 ※ペプチドとはアミノ酸が2個以上繋がっている物質のことです。 発酵すると何が起きる? 発酵中に微生物の酵素がタンパク質を分解し、 10~数十アミノ酸の短いペプチド 低分子で吸収されやすい成分 が生成されます。 特に乳酸菌などを使った発酵では、 抗酸化作用 血圧調整 抗糖尿病作用 抗炎症・免疫調整作用 などの効果を持つペプチドが多く報告
2月16日


若いうちから差がつく?「3食タンパク質」の重要性
「たんぱく質は1日トータルで足りていれば大丈夫」そう思っている人は多いかもしれません。 しかし、“どの食事で、どれくらい摂っているか”が、筋肉量に関係している可能性を示した研究があります。 今回は研究をもとに、内容をわかりやすく解説します。 研究の概要 対象者 健康な若年者 266名 平均年齢:約21歳 特定の疾患なし、一般的な生活を送る若者 研究デザイン 横断研究 (ある一時点での食事内容と筋肉量の関係を解析) 注目したポイント この研究では、 「1食あたり 体重1kgあたり0.24g以上のたんぱく質」 を摂れているかどうかに注目しています。 なぜ0.24 g/kg? これは、1回の食事で筋タンパク合成を十分に刺激できる量として、近年よく使われる基準です。 グループ分け 被験者は以下の2群に分類されました。 AP群(Adequate Protein) 朝・昼・夕の3食すべてで 体重1kgあたり 0.24 g以上のたんぱく質 を摂取 NP群(Not adequate Protein) いずれかの食事で 0.24 g/kg 未満だった人 筋肉量の評
2月6日
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