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女性の過度な痩せは要注意です〜新しい症候群の確立〜

更新日:5月7日



皆さんこんにちは!

本日はダイエットに関して解説をしようと思います!


このブログをご覧になっている肩の中にはダイエットを頑張っている女性は多くいると思います。

もちろん当店もダイエット指導を中心としたパーソナルジムになっているので、最大限体型に変化を出すためにサポートをさせて頂いております。


しかし、お客様や女性とお話をするとき、感じることがあります。

それは「過剰にマイナスなボディイメージ」です

ボディイメージとは自分自身の体型に対しての認識のことです。


このボディイメージが歪んでいる、つまり「そこまで肥満でないのに過剰に痩せたい願望がある」人が多いように感じています。


確かに体脂肪が多いことや、それに伴い見た目の変化や内科的疾患を抱えている場合はダイエットを行うことが最も効果的でしょう。

しかし、過剰なまでに痩せたい・痩せている人があまりにも多いのです。


最近、日本肥満学会が「女性の低体重/低栄養症候群」に関する声明を発表しました。

それを踏まえてダイエットや体型維持に関することを解説していこうと思いますので、ダイエット中、これから痩せようと思っている方は是非最後まで読んでみてください!!


過度な痩せは要注意

2025年4月に日本肥満学会から女性の低体重/低栄養に関しての声明がありました。

日本の20代女性の2割前後が低体重に分類され、先進国の中でも多いようです。


低体重を低栄養はもちろん関連しています。

ということは骨量の低下や月経異常など女性の健康にすら悪影響を与える問題なのです。


なぜ日本でこのような異常事態になっているのかということですが、一つ大きな原因としては

SNSの普及はあると思います。


SNSは何でもみれる時代です。

そして、最近のSNSは「自分の興味がある内容や写真がオススメに表示される」仕組みになっています。


そして、SNSの中では痩せる=美しい・綺麗・可愛いという価値観が当たり前になっています。

更に、自分が綺麗・可愛いと思う人がどんな痩せ方をしているのか?まで知ることができますよね。


最近では、糖尿病や肥満症の改善に有効である「GLP-1受容体作動薬」を使用するダイエットが流行っています。マンジャロダイエットなどと言われているものです。


これの仕組みは、その薬を使用することでGLP-1というホルモンが分泌され、食欲減退や胃の排出を遅らせる、インスリンを分泌させて血糖値を下げるという効果があります。


これを聞くと糖尿病患者さんなどの過食は予防できるので良いのですが、ダイエットに使用する人が急増しているのです。


しかし、このような方法で痩せても決して健康になるとは言い切れません。

そもそも低栄養なのに過度にダイエットをすると、さらに良くない痩せ方をするのは一目瞭然です。



日本肥満学会の生命はこれらの問題に対して、閉経前までの女性を中心として新たな症候群、

[Female Underweight/Undernutrition; FUS]として確立させましょうというものです。つまり「痩せすぎもある種、疾患である」ということに近いと思います。


低体重や低栄養のリスクや症状

実際にどんなものが症状として現れるのかをご紹介します。


【骨量低下・骨粗鬆症】

低栄養やそれに伴うホルモンバランスの影響で、骨形成を阻害し将来の骨粗鬆症リスクを高める


【月経異常・妊孕性および児の健康リスク】

極点に低栄養だと月経不順や排卵障害のリスクがある。それに伴い切迫早産や低体重児の増加リスクがある


【ビタミン・ミネラル不足】

低栄養の場合、三大栄養素はもちろんのこと、ビタミンやミネラルが不足しやすい。

それに伴い貧血や傷の治癒が遅れる、免疫機能低下などが起こる


【代謝異常】

低栄養により日本人の若年女性は糖代謝の異常が高くなっている。

さらにカロリー制限により甲状腺機能低下による代謝能力低下や脂質異常症(LDLコレステロールが高い)を引き起こす


【サルコペニア】

サルコペニアとは加齢による筋肉量・筋力の減少と定義されているが、若年女性の低体重や低栄養が原因でも同様の状態がみられると指摘されている。


【摂食障害】

「痩せたい」という願望が過剰に強くなっていくと、食事制限が過剰になり摂食障害になるケースがある。メンタル的な要因もあり重症化するケースも少なくない。


【精神・神経・全身症状】

低栄養や低体重は倦怠感・睡眠障害・低血圧・頭痛・便秘・冷え性・肌や髪質の低下などの身体症状を引き起こす。

また抑うつや不安、集中力低下、認知機能低下などの問題もある。



という部分が関連してきます。

過剰に食べない、痩せたいという願望はこれほどまでに健康に有害なのを今一度確認する必要があると思います。



FUSの基準

この新しい疾患に関しての定義は以下になります。


  • 低栄養・体組成の異常:BMI18.5未満、低筋肉量・筋力低下、栄養素不足(ビタミンD・葉酸・亜鉛・鉄・カルシウムなど)、貧血(鉄欠乏性貧血など)


  • 性ホルモンの異常:月経周期異常(視床下部性無月経・希発月経)


  • 骨代謝の異常:低骨密度(骨粗鬆症または骨減少症)


  • その他の代謝異常:耐糖能異常、低T3症候群、脂質異常症


  • 循環・血液の異常:徐脈、低血圧


  • 精神・神経・全身症状:精神症状(抑うつ、不安、集中力低下、認知機能低下)、身体症状(全身倦怠感、睡眠障害、冷え性、頭痛、便秘、髪質・肌質の低下)、身体活動低下


ダイエットをしている、痩せている方でこれらにいくつか該当する方は「痩せようとしすぎているのかも」と危機感を感じた方が良いでしょう。


そして、どのように運動や食事を管理するのが自分に合っているのかを学ぶことをオススメします。


当店では、基本的にこの考えでダイエットサポートをしています。

食べないで痩せるのは推奨しませんし、逆に「こんなに食べて良いの?」とお客様から聞かれるくらい食べていただきます。


それでも食事の質・運動・その他の生活習慣を変えていくと健康的に痩せられるのです。

楽な方法だけを模索せず、本当に自分の身体のためになるものを学んでいきましょう!!



【参考文献】

閉経前までの成人女性における低体重や低栄養による健康課題―新たな症候群の確立について―日本肥満学会





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