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執筆者の写真髙橋 大翔

【危険】筋力低下が起きてしまう行動とは?



皆さんこんにちは! 本日は筋力に関しての解説をしようと思います。


先日の記事で「筋力増強目的のトレーニングデザイン」という内容の解説をしました。

筋力を上げていくためにはどんなトレーニングが必要で効果的なのかを科学的に解説していますので、是非そちらも読んでみてください!!



他にも筋力増強に効果のある成分などをこれまで解説してきました。

今回はその逆です。筋力低下が起こってしまう行動という部分で解説していきます。

是非最後まで読んで今後の生活に活かしてください!!


筋力低下が起きてしまう行動

1.過剰に甘いものの摂取

何の関係があるのか?と思いますよね。

実際糖質は身体のエネルギーですので、必要だと思いますね。


しかし、米とケーキの糖質は違うということになります。

エネルギーになる糖質を摂取すると膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。


インスリンは血糖値をコントロールする働きがあるので、血中の糖質を細胞内に取り込んで血糖値をコントロールします。


しかし、過剰に甘いものを摂取することで細胞がインスリンを受け付けなくなる「インスリン抵抗性」というものが高まります。

こうなると細胞に糖質が取り込まれなくなるということになるのです。


2020年の研究でも報告されていまして、インスリン抵抗性が高まることで細胞内の糖質の取り込みが低下し、細胞のエネルギー不足が起こり筋力が低下するとしています。


さらにインスリン等のは糖質以外にも脂質やタンパク質も取り込む働きがあります。

インスリン抵抗性が高まると、タンパク質の取り込みも低下するので筋肉に栄養が行かず、筋肉が分解しやすくなるのです。


また、インスリン抵抗性によって体内が炎症状態になり、筋疲労が出現しやすくなるということも報告されていますので、スイーツなどの甘いものを過剰に摂取することは危険ということなのです。


2.スロートレーニング

あまりやっている人は現代ではいないかもしれませんが、一定数スロートレーニング推奨している人はいる気がします。

スロートレーニングが筋力を低下させるというわけではなく、筋力が向上しにくいトレーニング方法ということで解説しています。

ゆっくり動作するのでキツい感覚はあるのですが、筋力向上には向いていないということです。


2001年の研究では、4秒ほどの速度で動作する筋トレと8秒以上かけて動作するスロートレーニングを10週間比較したところ、


・ベンチプレスは通常トレーニングで34%、スロートレーニングで11%アップ

・プルダウン(背中)は通常トレーニングで27%、スロートレーニングで13%アップ

・レッグプレスは通常トレーニングで33%、スロートレーニングで7%アップ


したということが報告されています。

どちらも筋力は向上していますが、確実に通常の4秒ほどの速度で動作するトレーニングの方が筋力向上には有効だと言えますね。


同様に筋肥大もスロートレーニングより早い動作の方が肥大率が大きいと報告されていますので、筋力でも筋肥大でもゆっくり動作することは意味がなさそうです。


スロートレーニングは怪我予防やトレーニング初心者のレベルに合わせて使用するのはアリかと思いますが、筋力を上げるなどには不向きですので覚えておきましょう!





【参考文献】

Jian Shou, et al. Mechanism of increase risk of insulin resistance in aging skeletal muscle. 2020


Ennho Kim, et al. Effects of 4 weeks of traditional resistance training vs. superslow strength training on early phase adaptations in strength, flexibility, and aerobic capacity in college- aged women. 2006



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