大殿筋は部位ごとに働きがある!?〜2025年最新〜
- 髙橋 大翔
- 4月28日
- 読了時間: 3分
更新日:5月1日

皆さんこんにちは!
今回は筋肉について解説しようと思います!
筋肉の中でも、お尻の筋肉「大殿筋」についての最新知見です。
大殿筋といえば、丸いヒップを構成するのに大切な筋肉ですね。
大殿筋は、これまでは「一つの筋肉として一線に働く」とされてきましたが、最近の研究でその実態に大きな変革が起こりつつあります。
部位によって働きが違うのではないか?ということです。
今回引用する最新研究は、大殿筋の内部で、どのように筋細胞が変化し,それぞれ別の働きをしているかを明らかにした重要な発見を含んでいます。
これを知ることで、正しく・より効果的に大殿筋を鍛えて、ヒップアップやパフォーマンスアップを図れると思いますので、是非最後まで読んでみてください!!
大殿筋は部位ごとにどのように働くのか
皆さん筋肉に名前がついているのは知っていますよね。
力こぶには「上腕二頭筋」、太ももに前は「大腿四頭筋」と○○筋と必ず呼ばれています。
なんとなく1つの筋肉には決まった動き方があると思っていませんか?
上腕二頭筋は腕を曲げる、大腿四頭筋は膝を伸ばすなどのことです。
これまで筋肉は「筋細胞の集合体」として、一緒に同じ働きをするものだと思われていました。
でも、本当にそうなのか?
実際の体勢や動作を観察すると,筋肉内で部位ごとの働きに差があるのでは?という疑問が持たれていました。
今回のポイント:「End-divergent architecture」とは?
「End-divergent」(エンドダイバージェント構造)とは、筋細胞の終末部(つまり付着部)で結合しながらも、広がるような構造をしていること。

大殿筋は広い範囲の骨にくっついています。
これによって,同じ筋肉内でも
・分散的に力を発揮
・部位によって働きが違う
ことが考えられました。
今回解説する研究では、実際の人間の体で
動作時の筋細胞の動き
筋肉の形態変化
を高精度に観察(MRI)。この技術により、次のようなことが分かったのです。
研究結果:大殿筋は部位ごとに違う働きをしていた!
結果は、大殿筋は部位ごとに働きがはっきりと違っているということです。

股関節の伸展(伸ばす動き)や外旋(外に捻る動き)をする場合は、大殿筋の下部が強く働くようです

股関節の外転(外に開く動き)をする場合は大殿筋の上部が強く働くようです
これは「筋肉内部で別々に力実が差っている」ことを示しています。
これらを知ることで
・なんとなくのお尻トレーニングをより具体的に行う必要がある
・運動パフォーマンスアップのために部位別のトレーニングにこだわる必要がある
ことがわかると思います。
しっかりと意識したトレーニングをしましょう!!
引用文献
Katsuki Takahashi, et al. End-divergent architecture diversifies within-muscle mechanical action in
human gluteus maximus in vivo. J Biomech. 2025 Jan
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