皆さんこんにちは!
本日は食事に関しての解説をしようと思います!
食事の中でも朝食に絞ってお話ししていくのですが、皆さんは朝食を食べる習慣はあるでしょうか?
農林水産省の調査によると、日本人の2割は食生活に対して無関心のようです。
食事に関して関心がある人は40代以上の女性に多く、若年女性や男性は無関心な人が多いようです。
自分のおばあちゃんの家に行ってご飯を食べる想像をして欲しいのですが、確かに栄養バランスがよくカロリーの低いものが多かったりしますよね。
栄養のバランスに関しては、主食・主菜・副菜を3つ揃えて食べることが1日に2回以上ある人は40%ほどで、半分以上の人はバランスが良くない食事を常にしているようです。
その理由は「手間がかかる」「時間がない」「食費がかかる」というものが上位を占めているようです。確かに物価が上がっている影響もあり、食費というのは年々高くなっています。
最近ではお米も5kgで3000円を超えて販売されていますよね。
しかし、手間や時間が理由で食事を適当にしていて良いでしょうか?
食事が適当→脂肪が増え筋肉が減る→太る→何とかしないとと焦る
食事が適当な人は大体この流れを辿っているのではないでしょうか?
本当にもったいないことですし、食事を変えなければこの負のループは何十年後も繰り返していると思います。これを機に食事に対する考え方を改めましょう!!
今回は食事の中でも「朝食」にフォーカスして解説します。
朝食も毎日食べない人は20%ほどおり、特に若い世代での朝食不足が問題になっています。
確かに当店にご来店されるお客様も、朝食が乱れている・足りないという傾向の人が圧倒的に多くいると感じています。
パン1枚、コーヒーだけ、納豆ご飯だけという人は改善することを強くお勧めしますし、そもそも朝は食べないのが当たり前という人もいると思いますので、しっかり朝食にはこだわりましょう。
朝食で不足しがちな栄養素としてはタンパク質があげられます
タンパク質はそもそも不足しがち・偏りがちで、朝食での摂取に関してはどの年代でも摂取量が低い栄養素になっています。
今回解説する研究では、成人における朝食のたんぱく質摂取量と筋肉量・筋力の関係について調査されています。
朝食時の高たんぱく質摂取を筋肉量の関係を調査した11の研究をまとめた結果、朝食時に大量のタンパク質を摂取するか、夕方よりも朝に多くタンパク質を摂取すると骨格筋指数と除脂肪体重が増加することを示唆しています。
まだまだ研究は質を上げることが必要であり、この研究でも朝食時の高たんぱく質摂取と筋力の関係については不明のままですが、朝食で高タンパクな食事を摂取することは筋肉量の増加には役立つことが分かったので、必ず取り入れるようにしましょう!!
また、タンパク質の摂取は食欲促進ホルモンの分泌抑制にも働きますので、朝しっかりとタンパク質を補給することで、その後の空腹感やつまみ食いなども減らすことができ、結果としてダイエット効果も期待できますよ!!
【参考文献】
Inn-Kynn Khaing, et al. Effect of breakfast protein intake on muscle mass and strength in adults: a scoping review. Nutr Rev, 2024 Jan 14
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